西新井 興野 焼肉 長興屋 東京老舗十三式焼肉

※写真はクリックで拡大可

大阪にはアマタある老舗の十三式焼肉。
東京にはなかなかおまへん。
悲しい。
現在発掘訪店できたのは、
古い店なら、

未訪では、

  • 新宿 若葉
  • 小宮 大幸園
  • 不動前 大昌苑
  • 新橋 花れん(未訪のまま閉店)
  • 平塚 大衆焼肉
  • 茅ヶ崎 ジンギスカン

新しい店では、

  • 神保町食肉センター
  • 三軒茶屋 金太郎 かんてき 赤と霜
  • 神田 江戸牛
  • 渋谷 韓の台所

未訪は、

  • 恵比寿 おおにし ニクアザブ
  • 焼肉チャンピオン
  • 御徒町 牛一筋(未訪のまま閉店)
  • 鶯谷 とみ苑
  • 鶴見 香味苑
  • 新宿食肉センター極

くらいか。
が、
老舗7軒目ついに見つけましてん。

興野 焼肉 長興屋。

王子からバス30系統。
休日ダイヤで便が少ないからタクシー。

「この辺は荒川と隅田川がいりくんで、道がまっすぐじゃないんです。橋も多いし。
そのくせ荒川と隅田川はくっつかないし源流も違うんです。」

なるほど、
タクの運ちゃんでも難解な地理のようで。

「ハゼとか手長海老が釣れるんです。」

そう、
足立区この辺ちゃうか。
キャンディーズ田中好子スーちゃんの実家は。
田中屋釣具店。
亡くならはったのは残念ですな。
彼女のガラージュでグルーヴィな名曲。

なるほど、
上流やからこの辺で既に水は綺麗なんですね。

「全然汚いです。
中小工場や古い住宅地が多いですから。」

足立区にはガス火の名店スタミナ苑もあるし。
いずれは訪問したいわ。
店に近づくにつれ、
どんどん道が細そ~なって。
カーブも多くて、
町並みが古そうな。
そう、
界隈は、
東京に数あるコリアンタウンでも極めつけのエリアて聞いてます。
浅草、上野みたいに焼肉屋が塊にはなってないから、
関西よそもんの僕には解りにくいですけど。

ヨーカドーの直ぐ近く、
到着。

おぉっ、
見事にレトロな一戸建て。
短いオリジナル暖簾もすばらしい。

おぉっ、
見事にレトロな一戸建て。
短いオリジナル暖簾もすばらしい。
パーフェクト。
外装写真撮ってたら、

「恥ずかしいから撮らんで。
やめて、やめて。」

外に出てきたおっちゃんに声かけられて。
長興屋のマスターか?
えらい嫌がってたわ。
神経質なマスターか?
撮影禁止とか。
凸入や。

緊張して生ビール520円発注。
どんな展開になるんやろ。

「関西の人?
この辺へんぴだけど、ご近所さんですか?
店もボロいし写真ははずかしいなぁ。」

いきなりマスター、
ようしゃべりはる。
小堺一機みたいな話し方。
僕は用賀なんですわ。

「へ?
遠くからわざわざ。
道わかりました?
ご近所さんが多いんで。
この店は。
ぼくの出身は関西なんですぅ。
西成ってしってます?」
今でも親戚が浅香山にいるんですよ。
もう長いこと行ってないけどね。」

僕の実家は長居ですわ。
なんとそーですか。

だから大阪センスのこの見事なカウンターなんかいな。
コンロは国際什器M-2Aマジックロースター。

だから大阪センスのこの見事なカウンターなんかいな。
コンロは国際什器M-2Aマジックロースター。
丈夫で小型万能器。
火力もまあまあ。
素晴らしい。

ようしゃべりはる。 小堺一機みたいな話し方。

ロース1080円
ホルモン(テッチャンやね)800円発注。
マスターは配膳だけか、
注文しても、
ずーっと喋りはる。
厨房は奥さんか?調理は完全にまかしてはるみたい。

んで、
キャベツとキューリの浅漬けがタレと一緒に来ました。

キャベツとキューリの浅漬けがタレと一緒に来ました。

浅漬け美味いっ。
タレは
やや赤みがかった醤油ダレ。
味はアッサリと酸味があって美味いやん。
オレンジブレンドですとな。
イケるぅ。
この店、
なかなかハイレベルと見ました。
これは楽しみ。

「在日のお客さんも多くて、
焼肉玄人さんたくさんくるんですよ。」

せやろな、
そんな感じや。
とおもってたら、
見事なロースとテッチャンサーブ。

見事なロース
見事なロースとテッチャンサーブ。

さすがマスター。
いや、
さすがなんは奧さんやった。
いけ!
マジックロースター。

ロースはさっと焼いて、 テッチャンは鉄板真ん中で、 じわじわと。 美味おす~ぅ。

ロースはさっと焼いて、
テッチャンは鉄板真ん中で、
じわじわと。
美味おす~ぅ。
おいしおす~ぅ。
ロースとろけて、
テッチャンとろけて、
W脂身最高っす。

「肉どうです?
ホルモンいけるでしょ?
新鮮が売りですから。」

もうほっといてーな。
マスターのマシンガントークで、
ゆっくり食ってられへんところが、
うっとし~美味い。
このペースが長興屋の情緒っちゅうもんですな。

と、
いかついオッサン来店。
真ん中着席の僕の隣に。
ドンて感じ。

「釜山にフェリーでベンツ乗り入れてツーリングしてきたで。
今日は金ないから、散歩がてらにここにしとくで。」

ゲッ、
関西なまりや。

「久しぶりですぅ。
釜山いってきはったんですか。
釜山ドライブ良かったんじゃないですか?」

かなりの常連さんみたいな。
金無いゆーて、
肉やらアテやら酒大量に発注。
金あんねやん。

「こちらも関西の方なんですよ。
長居でしたよね。」

関西つなかりでご紹介されてもた。

「そうか僕は東大阪小阪や。
知ってるんか?
おっ、
その手は根性焼きか?」

よう知ってまっせ。
で、
手のカサカサは根性焼きやのーて、
掻いた痕のカサブタ取れただけでんねん。
そっから気に入られたみたいで、
ドンの会社の話やら、
(社長さんみたい)
大阪の昔話に花が咲いて。
何杯のんだやろ。

ガツ550円
タン550円 (これもブタタン。珍しい。 初めて食いました。胡椒味が美味すぎ)

この間、
ガツ550円
(牛なら第一胃やけどここはブタの胃。美味いのぉぉぉ~っ)、
タン550円
(これもブタタン。珍しい。
初めて食いました。胡椒味が美味すぎ)
も食らって。
マスターもドンも
カウンターに常連さん3人新客も加わって。

「ここの料理は安もんやけど、最高に美味いな。」

こちらは美味いのに、
昇天する間もなく。
そう、
〆に肉めしなんかも名物と。
混んできたら、

「こっちつめて飲もう!」

もう、
誰にもにも止められないカウンターの賑わいで。

遂にドンの名刺までいただいて。
カウンターコンロも、
タレも、
美味すぎるホルモンも、
コスパの良さもあるけど。
この行き過ぎアットホームが長興屋の最も凄いところと理解しましたんや。

さっきのと繋がるキャンディーズのPhiladelphiaグルーヴ。

もっかい来たい。
ちょっと、とーいけど。

2016/10/05 (水)

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