不動前 大昌苑 リベンジの夜
※写真はクリックで拡大可
幡ヶ谷の十三式は、
大昌園。
生野出身のご主人が頑張る人気の十三式焼肉。
不動前は
大昌苑。
一文字違い。
奇数隔週土曜日休みにやられましたわ。
再び不動前駅に降り立つ。
道のりは、
よそ見してても迷わへん。
金曜夜は、
間違いないやろ。
と、
駅の反対側向いて歩いてる自分に気づくのに5分もかかってさまうやん。
なんたる油断。
人の記憶なんて大したこと無い。
てか、
僕の記憶力やばくなってきてますな。
ほんま。
55歳過ぎると気ーつけんとね。
昔はナビゲーター吉岡と言われたのに。
生きる関西walkerとか。
倍の行程を歩く羽目に。
なかなか
すんなりいかん大昌苑。
界隈は会社ばかりで、
夜は人通り少なく、
ほんまにやってんのか不安感がとめどなく増幅してきま。
いつ営業してんのや~っ。
暗いオフィス街の路地をまがると、
やった~っ、
やってるや~ん。
ラブリ~。
ひっさびさのレトロ十三式十三式ぃ。
ギッコッ。
凸入。
なっ、
いきなりテーブルに卓上ガスコンロおまへん。
「お一人様?カウンターへどうぞ。」
せやん、
カウンターやん十三式は。
テーブルはどーでもよろし。
ラブリ~っ。
カウンターに見事に並ぶパロマコンロ!
ゲットッ十三式ぃ。
が、
テレビが背中やから見れまへん。
お一人様カウンターはちょっとこまりますな。
これが幸するとは思わんかったねー。
上カルビ1300円、
ホルモン600円、
(脂身のりのりテッチャン)
ビール500円と
ちょっとだけカクテキ注文。
テレビ見れん僕にマスターが話かける。
「酸っぱい古漬けと浅漬けどっちが好きですか?」
そんなん古漬けにきまってるやん、
マスター。
こんなん聞いてくれはるん久々や。
なんか嬉しい。
すぐサーブで、
「鉄板の両脇の穴にかける感じで焼いてくざさい。」
マスターの決め細かなアドバイス。
タレがホルモンは味噌なんで分けて焼いてとか。
とにかくホスピタリティあふれるサポート。
テレビいらんわ。
タレは濃色濃い味の醤油系で甘さ控えめ。
市販焼肉タレみたいな甘いタレが一般的な関東では久々のパターン。
すぐサーブのカクテキ古漬け滅茶苦茶美味い。
酸味がたまらん上に漬け汁がからんで、
ご飯あったら混ぜ混ぜしたくなりそうな。
上カルビ当たり前に美味くて、
出色は、
ホルモン。
冷凍出しなんか、
皿上ではカタカタなんやけど、
やいたら、
上質の甘い脂身がとろけま。
コンロ写真や覗き見てると
「このコンロ37年前のです。」
ママもすかさず割り込む。
来て来てチョーだい。
なんと、
手入れ綺麗なパロマは、
そんな前のですかいな!
サラみたいやのに。
素晴らしい。
「ホルモンは、辛いコチジャンがあいます。
お子さんもくるから最初からまぜないです。」
この醤油ダレはご飯にあうでしょな。
それにしてもパロマは安定感ありすぎ。
すかさずマスター。
鉄板持ち上げるヘラ持ってきて、
僕にも持てと渡されて。
重いよ~ん。
滅茶鉄板重い。
卓上コンロ図鑑でも書きましたが、
こんなに重いとは。
分厚い鉄板。
これが安定感のポイントなんやね。
や、
今日のは
滅茶苦茶重い。
「ガスパイプが一本の両側から火がでて。」
あっ、
気づかんかったけど、
パロマのガスパイプはコの字やのーて、
まっすぐ1本なんや。
で、
パイプの左右2ヶ所からガス火がでる。
パイプがコの字に長くて曲がってない。
やから火力が強いんや。
そこ、
なさけないけど
知らんかったわ。
ぶっといパイブが真っ直ぐ一本。
やから
鉄板スリットが上下にわかれてるのね。
理にかなった構造。
んで、
シンブルやから長持ちっちゅーことなをやね。
頑丈やと思てましたが。
マスターありがとう。
普及率低いながら、
パロマコンロの良さを完全に把握できましたわ。
気がついたら敏感2杯目飲み干す。
楽しすぎますな。
「僕も古漬けが好きで。」
とマスターが飼うに消えたとおもたら、
しゃもじに一口ご飯を僕の食い終わったカクテキの皿によそってくれて。
皿にはカクテキの漬け味噌がたっぷり残ってるわけで。
「これが最高ですから、食べてみて。」
オヤジ昇天。
たまりまへ~ん。
発酵したキムチ味噌がご飯泥棒なんは、
ヤンニョムケジャンで知ってたけど、
このサービス嬉し過ぎまんがな。
マスターも一杯ビールチョーだいんか。
余韻を楽しむ1杯ですねん。
「韓国料理の基本は唐辛子のジャンで、
米に合うことがベースと。
シンプルに本音の味覚です。
これに肉がブラスで、嫌いな人間はいませんよ。」
なるほど。
農耕民俗で米食いはたまらんわけですね。
十三式の名店でしたわ。
パロマコンロ講習会と。
で、
隣駅の武蔵小山にも十三式焼肉があることに気づく帰路でしてん。
美味かった~。
十三式サイコー。
2016/11/11 (金)
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