北海道地場の味

味噌ラーメン バターびたびた

※写真はクリックで拡大可

僕らの世代が初めて外食でラーメン専門店を体験したのは、

味噌ラーメン

やった。
60s後半~70s。
外食産業が拡大しはじめた頃、
地方物産が全国に広がり始めた頃。

サッポロ味噌ラーメンは、美味いラーメンの先鋒として全国に普及。

サッポロ味噌ラーメンは、美味いラーメンの先鋒として全国に普及。
サンヨー食品のサッポロ一番の発売もネームバリュー向上の後押しやったんや。
1970発売の明星 劉昌麺なんてパンチのある味噌ラーメンの発売なんて、はまりまくりましたな。
時分でインスタントラーメン作って食べたしたんは劉昌麺ですからね。

「劉昌さんがつくった劉昌麺~♪」
CMなつかしい。
(横浜ラーメン博物館に現存してるらしいけど、中身はどないなっとんねん?)

それまで、中華料理店はあるものの、ラーメン専門は屋台はかりやった。
御堂筋や各ターミナルに連なる屋台が活気に満ちて夜の大阪を彩ってましたな。
社会人一年生の80s初頭でも、
梅田阪神裏や
HEP回り(旧梅田コマ)、
なんば心斎橋御堂筋両側、
天王寺ごちビル、
ステーションビル回り、
なんかにたくさん屋台が残ってましたな。
中華そば、
うどん、
串カツ、
焼き鳥、
おでんなんか。
名残だけでも凄い活気ありましたよ。
大阪の夜は。

で、
70s、
新らしいサッポロ系ラーメン店は、
どんどん増殖。

どさん子、

どさん子、
味の時計台、
北海ラーメン、
熊五郎、
沽潭、
どさん子大将、
サッポロラーメン、
サリポロ。

味噌ラーメン バターびたびた

地方や全国チェーンが星屑のように現れて、そして80sには豚骨ブームに押しやられて、2000年には魚介豚骨の登場でいよいよ絶滅寸前状態に。

この間生き残りをかけて、各店メニュー拡大。
サッポロが売りの店が、長崎チャンポンや、タンメン、豚骨、つけ麺までメニューに加えて時代に対応しようとしてきましたな。
なんで、サッポロに長崎チャンポンやねん?
なんて。
事実、全国的にサッポロ系の店は長崎チャンポンやタンメンが一番人気ね店が多いからね。

話戻して、
味噌ラーメンが普及したのは、味も見た目にもインパクトがあったから。
旨味は動物性イノシン酸と植物性グルタミン酸の旨味かけ算で増幅するらしい。
それまでの醤油味の中華そばは、
香味野菜と
鶏ガラだけ。
シンプル過ぎ。

かたや登場した味噌ラーメン

かたや登場した味噌ラーメンは、
香味野菜と
鶏ガラ、
更に
味噌は大豆のグルタミン酸、
更に更に
炒め野菜のグルタミン酸に
炒め油の香ばしさと全ての旨味をまろやかに仕上げる。
旨味の味重ねが幾重にも。
格段にパンチがうまれるわけで。
そら美味かったわ。

そしてトドメは、
バター投入ですな。
更に更に更に
塩気と乳脂でまろやかさ倍増。

長居の日ノ出建設ビルの隣にあった
サッポロラーメン(店名忘れた)は中学時分やから、1970年前後かな?
毎回味噌バターオーダーで完全にマーキングされてる僕ですわ。

「バター入れて!びたびたで!」

と注文するリスペクト体育会系先輩の嗜好は、ムチャクチャ共感できたもんですな。
僕はどー見ても文化系ひ弱チームなんですけどね。

惜しまれながら閉店した、
大阪東住吉公園南矢田の

中華料理 一番。

長居のサッポロラーメン店から引き継いで、高校から結婚するまでは、こちらが僕と地本チームの根城やった。
一番のボンいわく、

「このバターの銘柄は絶対秘密ですねん。皆さんが、おっと驚く銘柄やけど、これは絶対秘密やねん!」

なんて、言いたくてしゃーない状態とは逆に、僕らチームは、

「そんなん、雪印バターにきまっとんやん。」

塩気強めでまったくバレバレの、
けど、酒の肴にしょっちゅーこの話で花が咲いたことが、なんとも楽しい思い出でおます。

そして、「味噌ラーメン バターびたびた」も、チームの会話に欠かせないフレーズとなってたから、今も脳裏に響いてるわけです。

せやから、
十三式焼肉、
大阪ラーメン、
スパイシーやないカレー、
王将クラシックス、
第3のお好み焼き、
に続いて
次の食レポ探訪テーマは、

「味噌ラーメン バターびたびた。」

「味噌ラーメン バターびたびた。」

に決定です。
(もちろん、これまでのもまだまだ続きまんねん。)
関西に残るサッポロ系ラーメン店の今を探求したいと思います。

レコードもレア物大好き。
食いもんもレア物大好き。
ただし、ハイプライスは大嫌い。
のポリシーで更にディープにいきまっせ!

2016/02/27 (土)

にほんブログ村 グルメブログへ
★上の二つのブログランキングに参加しています。ぜひ「ポチッ、ポチッ!」とお願いします。

博多発祥もつ鍋【良之助】
らっしゃいかに市場

コメントを残す

このページの先頭へ