加美 サッポロラーメン美好 味噌ラーメン バターびたびた

※写真はクリックで拡大可

再び加美駅に降り立つ。
駅前は数件の飲食店とコンビニ、パチンコ屋があるものの、駅前の賑わいはなくて、バスタクシーのターミナルもなし。

そんなイマイチな駅からすぐの  加味サッポロラーメン。

そんなイマイチな駅からすぐの

加美サッポロラーメン。

ひっそりと営業してますな。
他サッポロラーメンの熊ちゃんマークもなく、
お食事処然とした店かまえ。
定食、
お茶漬け、
鍋物?
中華の匂いは全く無しやんか。
大丈夫かぁ?

店内もお食事処な空気満開。 が、随所にサッポロを感じさせる アイヌのタペストリーに 熊の置物。

店内もお食事処な空気満開。
が、随所にサッポロを感じさせる
アイヌのタペストリーに
熊の置物。

完全に浮いてますな。

壁には、お食事処系メニューが紙張り多数やけど、どまんなかに木製のラーメンメニューがクラシックス。  え、480円! マジで。

壁には、お食事処系メニューが紙張り多数やけど、どまんなかに木製のラーメンメニューがクラシックス。

え、480円!
マジで。
フードコートのスガキヤプライス!

生ビールと
味噌ラーメン バター入り注文や!

無口なマスター。
頷くだけの。
愛想ない。
およそ、サービス業には向かんタイプやな。
IT関連の仕事によくいらっしゃる感じ。
表現は悪いが、オタク系なオーラが出過ぎちゃいますか。
ラーメン屋のキャラとはほど遠いですよ。
いったいどんなラーメンが出ますやら。

おっ、 不味そうな佇まい。 480円で半玉子2個で、振る舞いは素晴らしい。 なっ、 玉子スライスかいな。 上げ底かぁ。

おっ、
不味そうな佇まい。
480円で半玉子2個で、振る舞いは素晴らしい。

なっ、
玉子スライスかいな。
上げ底かぁ。

んで、 やさすぅい~。 味噌汁系ライトスープに柔やわ中細ストレート麺。 サッポロラーメン系のスタイルそのもの。 モヤシは先茹で調理のがトッピングで、鉄鍋使用せず。

んで、
やさすぅい~。
味噌汁系ライトスープに柔やわ中細ストレート麺。
サッポロラーメン系のスタイルそのもの。
モヤシは先茹で調理のがトッピングで、鉄鍋使用せず。
これも、他サッポロラーメンと同じや。

飲み〆によさそうな仕上がり。
バターで味が飽きん。

「お仕事帰りですか?」

無口オタ系のマスターが急に話しかけてきたからビックリするやん。
まあ、そんなとこですが。

「この辺も随分かわりましたなぁ。
オイルショックの頃、ここで商売はじめましてん。」

いきなり、
なんでっか、
おもろいなぁ~。
話が止まらんやん。
よー喋りはるわ。
こっちも臨戦態勢。
タバコに火を。

「どうぞ。
おいくつですか?」

両手でライターに火を差し向けなからお尋ね。
昭和35年生まれでんねん。

「私は25年です。
10違い、一回りちがいますねぇ。」

聞ーてへんし。
僕に昭和の匂いを嗅ぎ付けたのか、更にたたみかけるトークが延々つづくことに。

万博の頃はこの辺も活気があって、
今の景気はインバウンドだけやから、
弁天町で23才でラーメン始めましてん、
市岡生まれですか、
同じ地元ですやん、
市岡大映ちゅー映画館が、
市岡キネマも、
大河ドラマよーみてましてん、
時代劇おすきなんですか、
天と地とすきでしたわぁ、
え、見てましたかぁ、
お花はんの高橋幸二が、
お花はんの樫山ふみえも、
夫婦役がそのまま出演、
へいちゃんよろしいなぁ、
新珠みちよ、
そうそう、
国取物語おすき、
高橋英樹、
高橋つながりですやん、
天保山は山ちゃいますな、
渡し船よーのりましたわ、
四貫島すんでましたわ、
春日出すんではりましたん、
ちかいですやん、
西九条の安治川隧道でよう遊びましたわ、
やっぱりお宅も遊んでましたか。
桜島にSL走ってましたな、
え、SLおっかけてはりましたん、
交通科学館は毎週通い、
一緒ですやん、
ここの関西線もSL残ってましたわ、
やっぱり写真とってはりますか、
大和堅田が撮影好適地でしたな、
えー、行きはりましたか、
天王寺やなくて湊町から走ってましたな、
久宝寺の操車場入りはったて、
やりますなぁ。

ノンストップ!
エイント ノー ストッピング アス ナウ!

なんか、よく似た昭和の経歴を体験してはるから、
気ーついたら1時間、
ビール2本目。
ようやくお客さんが入店でピリオド。
おもろいオッサンやなぁ~。
最初の印象と正反対やん。
漫談でもしたらよろしのに。

この店に、
この味噌ラーメン、
このマスター。
ぜーんぶで昭和のフルコースで、
お腹も心も満腹満腹。
一生涯忘れん店になりましてん。

2016/03/18 (金)

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