我が十三式の定義
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ここで十三式焼肉の定義を。
カウンター焼肉=十三式焼肉ではありません。
ガス火卓上コンロのカウンター焼肉。
これが十三式焼肉。
大阪生野で生まれた焼肉は、
燗嫡器(カンテキ)で牛モツを焼いて食べるというスタイルが始まりです。
大阪は関東と違って牛肉文化のため、自然牛モツになったのでしょう。
関東では豚モツや鳥の焼鳥・焼豚になったのですね。
ちなみに韓流では、元々鉄板や鍋を囲んで調理しながら食べる習慣が無かったそうです。
牛食文化もまれだったそう。
日式焼肉が逆輸入したといわれています。
60sにガスが普及します。
ここで道は2つに別れます。
ひとつは食道園スタイル。
焼肉レストランとしてテーブルにコンロが設置されたパターン。
これも粉もの文化の大阪ならではの発想ですね。
お好み焼きの鉄板テーブルが原点といわれています。
換気装置付きコンロも開発されて全国に普及したのはこちらですな。
流通のかねあいでほぼ赤身だけでひろがったわけです。
したがって、焼肉は高級で一人で食うものではなく大勢で食べるものとして定着してしまうわけです。
もうひとつが十三式スタイル。
狭いスタンドやカウンターの店がひしめく、この界隈だから生まれたと考えられます。
なぜなら、燗嫡器は火を起こしたり保持するのに別場所に窯やコンロが必要になります。
場所をとるわけですが、卓上コンロなら場所をとらない。
狭い店にはもってこいなわけですね。
高価な食道園のテーブルに比べて、めちゃくちゃ安くで済むのが長所ですな。
卓上コンロならウン千円ですから。
店狭いから家賃安い。
設備投資も安い。
ホルモンも安い。
だから、メニュー設定も安くなる。
これが十三式。
更に大阪ガスが卓上コンロを自ら開発販売したことで、70sに大阪に急増。
がしかし、牛ホルモンの流通がメジャーでないことと、先に食道園スタイルがひろがったため他地域にひろがらなかった。
と推測します。
七輪で備長炭が美味いとされたこともありますが、
辛気くさい!
赤外線で中まで焼けるとか、脂身にゆっくり火が通るとか。
んじゃなくて、
赤身はレアが美味いし、
ホルモンも部位によって炙りも強火もできるガスが最高ですよ。
やっぱり。
コンロレバーの達人と呼ばれた~い!
2015/09/18 (金)
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