渋谷 一休 お好み焼きの作り方

※写真はクリックで拡大可

あ~、今日は飲みたい~。
最近仕事が毎日がけっぷちやし。
なんやけど、崖2段くらい落ちてもまだしがみついてる感じ。
その崖が意外と縁が広目で、居心地エエから、もしかしたら助かるんちゃう?
ってとこが、今日の 仕事納め。

帰りよりみちBackstabers!
渋谷で下車。
さあ、どこ行こう?

まずは、キタナシュラン系の  喰いものや おおきへ。  ビルの2階で、1階に看板あれへんから(張り紙みたいなんだけ)見つけるのに一苦労で突入したら閉店やて。

まずは、キタナシュラン系の

喰いものや おおきへ。

ビルの2階で、1階に看板あれへんから(張り紙みたいなんだけ)見つけるのに一苦労で突入したら閉店やて。
洋食やのカレーくいたかったのに。
しゃーない。
けど、あてなし。
実はあんまり腹減ってないし。

ぶらぶら道玄坂路地入って、
せや!
バー エボニーズで一杯飲んでかえるか?
道玄坂登り口、左に路地はいって、ステーキカレーフラヌール曲がれば、老舗カレームルギー。
ムルギー過ぎて突き当たり角、地下にエボニーズ。

ソウル好きな店名でわかる、幻のボーカルグループを銘々したソウルバーや。
懐かしいし。
マスター元気やろか。
出張あがり遅くなって、新幹線終電間に合わず、急遽やからホテルもとれず、ここで朝までなんて何度か。
仕事が百貨店担当やから、元三越のバイヤーやったマスターと話も弾み、もちろんターンテーブルでレコードかけまくりで盛り上がる。
気ーついたら朝で、始発新幹線でかえるわけですな。

が、
なんと、臨休。
残念。

界隈はラブホ街。 途方にくれてると、すぐ近くに場違いな和風エントランスお好み焼き店が。
店頭お品書きに目がいく。  「お好み焼き500円から。」  おおっ!

界隈はラブホ街。
途方にくれてると、すぐ近くに場違いな和風エントランスお好み焼き店が。
店頭お品書きに目がいく。

「お好み焼き500円から。」

おおっ!
まさか、第3のお好み焼きは期待してないけど、クラシックスは期待できそう。
まさか、この東京で500円で今風スタイルはないやろからね。
きっとくの字カウンターの常連オンリーちゃうか?
テレビあって。
常連中でも、溶け合う自信のタフネスな僕やさかい。
期待膨らみ突入。

なななんと、
個室系ですか。
これは、意外!
東京にもこんな店があるんやね。

昔、ぼてじゅうが鉄板カウンターを始める前、お好み焼き店は逢い引きの場やったことがあると、聞いたことがありまんねん。
そういや、なんばのはつせは個室やし、実家近所の長居の松葉も背の高い木製パテーションのボックス席やった。
他にもたくさんアイアイでお好み焼き食う店たくさんあった記憶ありです。

が、
まさか東京で、このこのご時世に。
部屋数1階に2つ。
それぞれ鉄板つきテーブル3つで仕切りもあって、電気消してるもう1つは座敷か。
2階もありそう。
着席のテーブル鉄板はなかなかの年期もの。

静かな。

換気扇の音だけ。
テレビもない。
渋谷やない空気。
逢い引き個室系お好み焼きやからね。
ホテル街やから、こうなったんやろね。
XXの前にまったりお好み焼き。
XXの後にまったりお好み焼き。
どっちも素敵やのぉぉ~。

豚たまと+マヨネーズ、生ビール注文。
マヨネーズ50円。
懐かすぅいぃ~っ。
マヨネーズ別料金やなんて。
マヨネーズなしで食う人が、今やわからんけど。
おるんやろな、
このメニュー。
調理は隣の部屋なんで何が出てくるやら。
まさかの第3のお好み焼きってことないわな。

なななんと、 自分で焼くんやね。
なななんと、 調味料セットもきましたがな。

なななんと、
自分で焼くんやね。

なななんと、
調味料セットもきましたがな。

そーなれば、
大阪人魂が燃えるんちゃうのぉー。

では、
お好み焼きクラシックスの焼き方をお見せしましょう。

  1. まず、カップに乗った豚肉を鉄板に下ろしましょう。

    まず、カップに乗った豚肉を鉄板に下ろしましょう。
    全部まぜまぜは、豚肉がやけにくいんで香ばしくなりまへん。
    胡椒もふりましょう。
    なんと関西では当たり前のバラ肉ではなくて、モモの細切れやて。
    これは新鮮、ちゅーかクラシックスはこんなやった。
    ばあちゃんのやってる店とか。

  2. 残った具をカップでまぜまぜ。
    気ーすむまで。
    で、鉄板にながしましょう。

    残った具をカップでまぜまぜ。 気ーすむまで。
    で、鉄板にながしましょう。
  3. 混ぜたスプーンで形を整えて、豚肉を上に乗せましょう。 ここで、火を弱くしてゆっくり焼きましょう。 気長に。 これが、ふっくら仕上げのコツですわ。

    混ぜたスプーンで形を整えて、豚肉を上に乗せましょう。
    ここで、火を弱くしてゆっくり焼きましょう。
    気長に。
    これが、ふっくら仕上げのコツですわ。
    第3に近づく技ですな。
    おばちゃん、和がらしおますか?
    無い。
    しゃーない一味ならあると。
    それちょーだい。

  4. 上から一味唐辛子と粉鰹節ふりかけましょう。 僕はぼてじゅう派なんで仕上げに鰹かけまへん。 先にいっときます。

    上から一味唐辛子と粉鰹節ふりかけましょう。
    僕はぼてじゅう派なんで仕上げに鰹かけまへん。
    先にいっときます。
    和がらしの敵取るためでなくて、ぼてじゅう前は和がらしもマヨネーズもなかったからね。

    昔、
    お好み焼きクラシックス店テーブル備え付け調味料と言えば
    テーブルには、
    ウスターソースと
    ドロッとソース。
    一味。
    胡椒。
    粉鰹節と青のり。
    踊る花鰹なんかおまへなんだ。

  5. 香ばしい匂いがしてきたら、裏返しましょう。

    香ばしい匂いがしてきたら、裏返しましょう。

    「テコ2つありますか?」

    ありまっせ。
    小さいテコでも2つあるから大丈夫。
    表面も、ゆっくりじっくり焼きますな。
    んで、
    押さえんように。
    ふんわり感を損ないますがな。
    おばちゃん、
    生ビールもう一杯。

  6. 豚バラなら油ビチビチ音弱くなったらひっくり返すタイミングやけど、モモで油でんからテコで様子見。
    あせらず、弱火でゆっくりと。
    焦げる手前で再度裏返しましょう。
  7. もう一度、焼けた豚の上から一味かけてウスターソースたらして馴染ませましょう。

    もう一度、焼けた豚の上から一味かけてウスターソースたらして馴染ませましょう。
    東京やから、気分的やけと奇跡的にウスターあるんやね。
    東京でもお好み焼き店ならあるやろけど。
    んで、
    関西でもぼてじゅうの前は、ウスターと一味唐辛子だけで仕上げるのが当たり前やった。

  8. 上からドロッとソース。 他っぶり目を意識してください。 先のウスターと一味がきいてるから美味さ倍増ですな。

    上からドロッとソース。
    他っぶり目を意識してください。
    先のウスターと一味がきいてるから美味さ倍増ですな。

  9. 別料金、50円のマヨネーズをたっぷり中央に。

    別料金、50円のマヨネーズをたっぷり中央に。

    キャベツ細かい千切り、
    メリケン粉少な目で、さくさく切れて、トッピングパーフェクトに第3のお好み焼きやけど、この材料のバランスではふっくらとはいきまへん。
    山芋入ってへんし。
    粉もかなり少な目。
    広島クラシックスにも似た食感のトッピング第3で、
    クラシックス&ハイブリット。
    子供の頃、自分焼きでやったのに極めて近いのが出来ましたわ。

  10. 完成! 美味そうでっしゃろ!

    完成!
    美味そうでっしゃろ!

グーっ!
美味い!
ヒーハーッ!
(古いけど最適な表現)

我ながら。 ピリ辛味をソースとマヨネーズで包む。 細かい千切りキャベツの食感と豚こまのチープながらシガミ美味さのコントラスト。 部位は違えど、豚たまはお好み焼きの王さまやね。 やっぱ。

我ながら。
ピリ辛味をソースとマヨネーズで包む。
細かい千切りキャベツの食感と豚こまのチープながらシガミ美味さのコントラスト。

部位は違えど、豚たまはお好み焼きの王さまやね。
やっぱ。

食べログ見たら店はでてるけど、書き込み無し。 ありえへん。

食べログ見たら店はでてるけど、書き込み無し。

ありえへん。

きっと東京の人、対応不能なんなろな。
逢い引きも、今や昔。
まったりXXも安間ないんやろ。

もしかして、 関西から僕を訪ねて来てくれたら、この店は外せんなと、心に決めた瞬間を感じた次第ですわ。 渋谷でこれやからね。 語り会いたいわけですな。

もしかして、
関西から僕を訪ねて来てくれたら、この店は外せんなと、心に決めた瞬間を感じた次第ですわ。

渋谷でこれやからね。
語り会いたいわけですな。

2016/03/04 (金)

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