大阪王将 冨田店 王将クラシックス12
※写真はクリックで拡大可
高槻はラーメンどころ。
高槻駅界隈だけでなく、
きんせい、
華燕、
鷹、
ベトコンラーメン新京
など
栄町や八田団地周辺に美味い店が点在してます。
このエリアに一番近い駅が阪急富田。
とはいえ、15分20分歩くんですがね。
駅北の王将なんて、スルーしてましたが、
駅から見える王将の古いロゴ看板が、
なんとも王将クラシックスファンを引っ張りますなぁ。
表通りにある盛況の餃子の王将と違って、裏路地で線路にそった細長い店舗は、なかなかよろしいロケーション。
テントはないけど、将棋の駒のような尖った黄色い店装は80sバージョンか。
店頭のやはり黄色いアクリルのスタンドPOPは王将クラッシックスの象徴やし。
餃子の出来はどないやろか。
店内にはいると、クラッシックスさは薄れて明るい。
が、
金物ポットではないもののラー油の底にはちゃんと種ごと唐辛子クラッシュのゴマゴマが沈む。
ナイスぅ。
さて、餃子の焼き上がりはいかに?
おおっ!
見事に羽根つきキツネ色。
しかも、真っ白な瀬戸物皿にもられて、残り油もギトギトせず、水蒸気がうっすらついた美しい仕上がり。
とーぜん食べ終わりは皿は汚れず、おかわりこの皿でって状態や。
マスターさすが。
てか、
厨房も客もとっしょりばっかやんか。
そら、焼きは美味いはずや。
「餃子は大阪王将の方が美味い。」
と、
ご認識の方ばかりの様子。
てか、
そう思ってしまう僕です。
昔と味はかわったけどね。
最近、
大阪の餃子に微かに苦味を感じるんですわ。
冬限定の白菜入りもやけど、
レギュラーも。
気のせいやろか。
そう、
僕ら1960年生まれの前後、
現在の50~60歳代にとっては、
王将が台頭してきた1975~1985年頃が、
調度学生~独身社会人といった年齢で、
外食の楽しさをおしえてもらったのが王将なんて人が多いんですわ。
大阪と京都の王将暖簾戦争の時代。凌ぎをけずるからこそ、
どちらも看板メニューの餃子の味にこだわってた時代です。
餃子以外のメニューがなかった頃を知るのは、
我々オールドファンだけになりましたからね。
ご飯もなかったんよ。
餃子瓶ビールだけ。
京都王将(餃子の王将)が先に中華メニューを増やして、
店舗も一新で全国チェーン化を早く進める中、
大阪王将は、開業当時の餃子一筋をつらぬいていたわけです。
だから、
オールドファンは、大阪王将の餃子がマーキングされてますねん。
とーぜん、
メニューが増えて新店の多い京都は餃子の味や焼きにこだわりがなくなって、
営業規模の拡大とは逆に、餃子のレベルは後退。
まだ、
裏路地店が多くて餃子押しの大阪王将は、
オールドファンを惹き付けるものの商売としては、京都に圧される状態やった。
1980年前後10年くらいか。
イメージ先行で王将ランチの餃子の王将。
店汚いけど餃子が美味い大阪王将。
これです。
餃子は味も焼きも、
大阪王将が美味い。
この日の冨田店には、
僕と同じ世代のこんな思いの客が大半なんやろ、
などと物思いにふけりつつ、
餃子追加。
食い終わった汚れてない皿を渡そうと条件反射で腕が動きます。
これ見て他の客の目線に違和感全くなしですわ。
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