喜連瓜破 焼肉 豊 我が十三式の名店22
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日曜日。
ランチが食える十三式焼肉は少ないな。
なんば、梅田も夜や平日のみがほとんど。
さすがの鶴橋はやってるけど、観光客狙いでおもろーない。
貴重な十三式が喜連瓜破に1軒。
焼肉 豊。
70sから営業の老舗や。
店前まで来たものの、半分シャッターがしまっとる。
テントも破れてるで。
大丈夫かぁ?
「今日は11:30すぎるわ。中でまってるか?」
無理矢理、扉開けると、
おそらく80歳くらいやないか、
おそらく店主の、
おそらくユタカさんがおっしゃる。
早よ来すぎたか。
11:00。
待つか。
時間がゆるくながれる。
店内はかなりの 年期もん。
コンロは、
くの字カウンターは、
国際什器3台、
タチバナ製作所3台、
小上がり座敷に、
ヤマキン焼肉王者が3テーブル。
なかなか重量感のある構成。
卓上コンロの十三式マニアには、たまらんラインナップ。
奥にはちゃんとテレビもおます。
「何しますぅ。
ご飯は一緒にだしますか?」
ユタカさん以外にもう一人のオバチャン店員さんがおっしゃる。
やっと営業開始や。
昼客のほとんどがオーダーの焼肉定食850円。
素晴らしいメニュー。
これが、想定内なんか、完全になめられてるがな。
そう、そのとーり。
定食やけど、ご飯は後で。
生ビールと上ハラミ1500円でよろしくです。
定食肉はカルビ。
小さめカットながら、なかなか美味いカルビや。
これは、定食以外に流れんわな。
上ハラミも柔らかジューシーで美味いしけど、えらいコスパに差があるな。
まあ、酒以外で合わせてこれで2350円やから安いんやけどね。
大阪はやっぱやすいわ。
タレはかなり味濃い。
甘さもあるけど、なんせ醤油がバシバシに効いてて、これは酒よりご飯があうやろ。
すべてが定食設定なんかいな。
揉みタレも同じタレみたい。
肉に自信か揉み込まず、かけるだけ。
でないと、塩分効きすぎマックスなるからね。
計算はあるんやね。
僕の席のコンロは、タチバナ製作所。
中火の安定感バツグン。
小さめカルビは丁度ええペースで焼き上げる。
デカイ上ハラミは多少もてあます感じ。
頑張れタチバナ製作所!
上ハラミは新鮮でレアで充分やから、よかったわ。
「競馬は、当たらん!」
常連ジジイ客4人乱入。
小上がりヤマキンコンロを囲む。
焼肉定食4人前と酒オーダー。
なっ、なんと、
僕と同じご飯後やから、肉だけ4人前を一皿盛りで提供。
すんごいボリューム!
これだけでフィニッシュできまんがな。
マスターえこひいきしすぎちゃうの。
案の定、この後ジジイチームはレバ1人前以外は酒オーダーのみが続く。
「佐々木小次郎がな、####」
話題もクラシックス。
楽しそう。
「御無沙汰で~。」
やはりご年配の男性1人女性2人で3人チーム乱入。
小上がりへ。
先の4人チームとも顔見知りみたいで、店内はパーティーピーポーだらけに。
で、
やはり焼肉定食3人前オーダー。
またまたご飯後でカルビ一皿盛りが山盛状態。
これは、流行るわ。
マスター肉で儲けんと、酒で儲ける気やな。
なるほど。
土曜日の豊は界隈のお年寄りのパーティー会場になっとるわけね。
人から人へ、地域のコミュニティーで、どんどん客を増やす仕組みですがな。
「マスター、キューリ漬けとキムチ。あっさりのがホシイねん。」
そらそやな。
ええ店やけど、
このタレで飲み続けたら、アッサリほしなるやろ。
定食のスープがチープながら、このアッサリ感必要ね。
マスター、
さらに繁盛するために、塩メニューとナムルメニュー増やすか、
酒飲み常連さん用に薄口淡麗系タレ開発したらどやろ。
高齢化のこのご時世に、ご年配向けに。
いらんお世話やろけど。
2016/03/13 (日)
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