本町丼池 最後のとん平
※写真はクリックで拡大可
数年前まで心斎橋ランチNo.1といえば、コロッケのとん平でしたな。
さつまいもがブレンドされてる甘い餡とサクサク衣が最高で1個80円。
コロッケ定食570円とサラリーマンにはたまらんコスパやった。
昨年閉店した時はショックすぎて、近くに移転したのかと界隈をさまよったことも。
ネットで探しゃあはやいのに。
とっしょりならわかる30年程前にカメラのなにわの一筋北に心斎橋市場という小さなシャッター市場がありましたな。
2坪カウンターのみ5席ほどで唯一営業してたのがコロッケとん平。
食材ストックは屋根裏。
天井あけるとハシゴがおりてきてコロッケストックをおろしてくる。
調理場はメガネのマスター一人が座ることもままならん狭さやった。
そごうと大丸が商売競ってた頃の話しです。
当時はコロッケ定食500円、追加コロッケ50円とこの頃でも涙もんのコスパでした。
1990年前に立ち退きで市場がなくなって、喫茶カレーの麓鳴館隣に新店オープンするやいなや大繁盛!
鰻谷が活気あったし働くおしゃれな心斎橋ワーカーがこぞって甘いコロッケランチを目指したもんです。
あっちゅうまに支店が増えてセレクトショップ出店ラッシュの南船場と丼池、もう一軒あったけど忘れましたが、どこも昼時は並ばんといかん店に成長。
各店マスターの連れか親戚みたいな兄ちゃんが調理してパートのオバハンが2~3人おりました。大成功やね。
それがここ数年で閉店相次ぎ、心斎橋本店までしまって丼池のみとなったようです。
そして転勤前にいっとかんとと、台風カゼにもメゲズに唯一となった本町丼池とん平へ。
昼1時行列なし、てか他に客一人!
寂しいのぉ。
とん平の魅力はコロッケやけど、すべての定食にコロッケひとつついてること。
オムレツ
アジフライ
野菜炒めなど。
ボリューム&ヘルシーに若いヘビーユーザーは、まず野菜炒め定食の魅力にはまるんですわ。
まず
キャベツ
もやし
溶き卵をフライパンで炒めて塩コショウ。
ニンジン
ほうれん草で
薄口醤油かけただけの極めてチープな野菜炒めにコロッケ1個とご飯と味噌汁ながら、かなりのボリューム。
ワシワシと戦いながら食す。
カウンターソースを回しかけながら。
今日の訪店には野菜炒め定食がふさわしい。
たまらん。
たべログでは評価ひくい。
界隈も胃袋の弱ったオッサン化。
心斎橋も空気変わったし新規客なかったと推測。
数少ないオールドファンだけの店になったのでしょう。
思わずコロッケ80円追加。
ウスターソースをと。
これが甘さを増幅なんよ。
ななっ!
間違えて奴っ子用の醤油かけてもた!
ラストコロッケやのに!
が、美味すぎるぅ。
ラストにしてはじめてコロッケ&醤油のグレートさに気づいたのでした。
しみじみ。
2015/07/17 (金)
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